PowerPointには、スライドマスターと呼ばれるものがあります。これには、デザイン要素やテキスト要素、およびフォーマットが保存され、プレゼンテーション全体または選択した複数のスライドに適用されます。
たとえば青いバーを配置したり、見出しの特定の書式を定義した場合、青いバーはプレゼンテーションのすべてのスライドに表示され、見出しも指定した書式で表示されます。
また、プレゼンテーションごとに複数のスライドマスターページを作成することもできます。プレゼンテーションの各スライドに独自のスライドマスターを割り当てることができます。
利点は、プレゼンテーションで変更を加えたい場合(たとえば、緑色の代わりに青色の見出しを使用したい場合)、すべてのスライドを個別に編集する必要がない点です。代わりに、スライドマスターで規定を調整するだけで済みます。変更は、スライドマスターを割り当てたすべてのスライドに直ちに影響します。
スライドマスターの編集方法
スライドマスターを編集するには、表示>スライドマスターからそれを開きます。一般的な変更には、次のようなものがあります:
- 全体的な色の調整: 色のプルダウンメニューを開きます。既存のカラースキームを使用するか、個別に色を定義するために色のカスタマイズ…をクリックします。
- 全体的なフォントの調整: フォントのプルダウンメニューを開きます。希望のフォントデザインを選択します。また、見出しと本文のフォントを定義するためにフォントのカスタマイズ…から新しいデザインフォントの作成ウィンドウを開きます。
- デザイン要素や画像の編集は、スライドと同様にスライドマスターで行います。
- 新しいスライドマスターページを追加
スライドマスターでの編集を完了したら、マスター表示を閉じるをクリックします。