ファイルへのアクセスがない場合の画像編集は課題ですが、Capture One Proを使用すると、オフラインでも画像を有効に評価および編集することができます。すべての保存メディアを常に持ち歩くことができない場合に、この機能が特に便利です。ハードディスクなどが接続されていない状態でも、メタデータを追加し調整を行うことができます。このガイドでは、Capture One Proのオフライン機能を最大限に活用する方法を学びます。
主なポイント
Capture One Proを使用すると、元のメディアに接続されていなくても、画像の編集が可能です。メタデータの作業や画像の評価、ホワイトバランス調整などを問題なく行うことができます。ただし、元のファイルがオフラインの場合はJPEGや他の形式で画像をエクスポートすることはできません。メディアを再接続すると、元のファイルに再度アクセスできるようになります。
ステップバイステップガイド
まず、Capture One Proのユーザーインターフェースを理解することが重要です。プログラムを起動し、インポートした画像を管理できるライブラリを開きます。

画像が保存されている外部メディアにアクセスし、接続が正常である場合、フォルダビューで対応するドライブ文字を表示するはずです。ここで、フォルダ構造を閲覧し、必要な画像を選択します。
画像のあるフォルダにアクセスできるようになったら、USBメモリや外部ハードディスクが接続された状態で基本的な編集を行います。画像を拡大表示し、編集を開始します。自分の好みに合わせて調整することができます。
しかし、USBメモリを挿抜してみてください。Capture One Proがオフラインであることを示します。画面上部に対応するメッセージが表示され、画像ブラウザには質問符が表示されます。これはソフトウェアが元の画像を見つけられないことを示しています。

このメッセージが表示されていても、その画像を引き続き編集することができます。評価を行ったり、キーワードを追加したり、メタデータを調整したりすることができますが、元のファイルへの継続的なアクセスはできません。
編集を始める前に、プレビューサイズが設定されていることを確認してください。これは「編集」→「設定」から行います。通常、標準サイズは2560ピクセルに設定されています。表示を最適化するためにこのサイズを調整することができます。

例えばホワイトバランスを設定したい場合、該当する画像を選択し、カラー領域に移動し、パイプをクリックします。これにより、画像内の中立的な領域を選択してホワイトバランスを適切に設定できます。
調整を行った後、オリジナルファイルがオフラインのままでも、すべての内容が画像に保存されます。画像を引き続き拡大表示して追加の変更を行うことができます。ただし、オリジナル画像が存在しない限り、この修正バージョンをエクスポートすることはできませんので注意してください。

編集された画像をJPEG形式でエクスポートしようとすると、Capture Oneがエラーメッセージを表示します。これは、オリジナルファイルにアクセスできないためです。
画像に再度アクセスするために、USBメモリやメディアを再接続する必要があります。接続が確立されると、「オフライン」の注意書きと質問符が消えることを確認してください。
これで画像を問題なくエクスポートできます。コンピュータ上の適切な出力フォルダを選択し、「処理」をクリックします。すると、画像が正常にJPEGとして保存されることが確認できます。

この機能の最大の利点は、「オリジナルファイルがなくても、画像を閲覧し、編集し、評価できる」という点です。外部ハードディスクやUSBメモリを再接続すれば、異なる形式での結果をエクスポートすることが簡単にできます。
概要
Capture One Proを使用すると、メディアが接続されていなくてもいつでも画像を編集することができます。調整やメタデータの編集が可能ですが、編集された画像をエクスポートするには、元のファイルが再度オンラインになる必要があります。